海外大学を目指すあなたに欠かせないたった一つの行動

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海外大学受験のために塾やエージェントを使わず、さらに海外大進学が一般的でない高校にいるみなさんにとって、海外大学への出願はまるで未知の世界だと思います。どうやって出願するのか、何が必要なのか分からず、「間違ったことをして大学に行けなくなるのではないか」と不安になってしまう。周りのサポートも得られず、結局日本の大学を選ぶ人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、そんな悩みを解決するために必要なたった一つの行動を紹介します。

海外大受験で最も大切なこと

海外大学を受験する上で最も大切なこと。それは、「英語で出願先の大学に直接問い合わせをする」ことです。

なぜそれが重要なのでしょうか?
まず、各国の教育システムは大きく異なります。そのため、自分の成績や資格が大学の出願条件に当てはまらなかったり、それに対応する書類がそもそも存在しないことがよくあります。

また、大学によっては留学生向けに国別の出願条件を示していることもありますが、日本が含まれていない場合も多く、結局は自分で直接確認する必要があります。さらに、一人で出願準備を進めていると、どうしても分からないことが出てくるでしょう。

こうした疑問を、日本語の知恵袋で質問したり、海外大受験に詳しくない周りの人に相談しても、正確な答えは得られません。英語で直接、大学にメールや電話をして確認するしか方法はないのです。

ちなみに、電話で問い合わせればほとんどの場合すぐに答えてもらえます。一方、メールの場合は返信に数日から数週間かかることもあり、場合によっては返事が来ないこともあります。急ぎで確認したいときは、電話で問い合わせるのがおすすめです。

どうやって大学に質問をするのか

Googleで「質問したい大学名(英語) + inquiry」と検索すれば、その大学の問い合わせ用のGmailアドレスや電話番号が出てきます。多くの大学では、受験の種類(学部なのか大学院なのか、またはすでに在校生なのか)や質問の内容によって、問い合わせ先のメールアドレスが異なる場合があるので、自分の状況に合っているかを必ず確認しましょう。

さらに、アメリカの大学を受ける場合は「大学名 + admission officer」と調べると、その大学の入学審査官の顔写真、電話番号、メールアドレスが出てきます。それぞれの審査官には担当する地域があり、日本を担当している人に直接質問するのがおすすめです。

その方が返信が早いだけでなく、その担当者はあなたの出願書類を最初にチェックする人でもあるからです。つまり、早い段階で「この大学に強い興味がある」と示すことで、良い印象を持ってもらえます。実際、アメリカの多くの大学では、demonstrated interest(大学への関心度)が合否判断の一つの基準になっているので、こうした行動は受験に有利に働くことがあります。

実際に筆者が質問した例を紹介

今回は、筆者が実際に大学に送ったメールを紹介していきます。ぜひメールのフォーマットを参考にしてください。

Dear Admissions Committee,

Thank you for taking the time to read my message. My name is ○○ ○○, and I am an international student planning to apply to ○○ University this year.
I have a question regarding transcript requirements. Since high school in Japan is only three years long, unlike the four-year system in the US, is it necessary to also submit the final year grades from junior high school?
I look forward to your reply. Thank you very much for your assistance.

Best regards,
○○ ○○


<日本語訳>
入学審査委員会様

私のメッセージを読むために時間を取っていただきありがとうございます。
私の名前は○○ ○○で、今年○○大学に出願する予定の留学生です。
成績証明書の要件について質問があります。
日本の高校はアメリカの4年間のシステムと違い3年間しかないので、中学校の最後の学年の成績も提出する必要がありますか?
あなたの返信を楽しみにしています。
ご協力いただき本当にありがとうございます。

敬具
○○ ○○

このメールを送信したおよそ一週間後に返信をいただき、高校の成績だけで問題ないと言われました。

最後に

先ほどの質問の例は、他のいくつかの大学にも送りましたが、そのうちの一つからは「中学3年生の成績が必要」と言われました。
このように、先ほどの質問を含め、海外大学に出願する際に生じる多くの疑問は、大学に直接問い合わせる以外に解決する方法がありません。

だからこそ、大学にメールを送ったり電話を掛けることを躊躇してしまうと、自分の憶測だけで出願準備を進めてしまうことになります。
最悪の場合、受験自体ができなかったり、出願書類の不備で不合格になるリスクさえあります。

「すぐに大学に問い合わせる」というスキルを身につけるだけで、周りのサポートがなくても海外大学に自力で出願できるようになります!

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